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デジタル鉄道模型フォーラムに記載のフログジューサを作ってみた [DCC]

久しぶりに運転会に向けて、新駅を開業させようかと思い、名鉄の富貴駅(wiki参照)のような駅を作ろうと思い立ちました。実際の配線に似せたいとおもってみているとシングルスリップがあることが判明して、過去にTOMIXのダブルスリップを使ったけど、すぐに壊れてしまったイメージしかないのと、実物の名鉄でもシングルスリップは豊明と富貴ぐらいにしかなくレアなので、割り切った配線にしようかなと思い迷いましたが、結局PECOのシングルスリップスリップのポイントを衝動的に購入しました。
S_Slip01.jpg
ポイントの裏面にはご丁寧に配線が出ています。
S_Slip02.jpg
このポイントは、エレクトロフログだった(本当はインサルフログにしたかった)のでポイントの切り替えと同時にフログの極性の転換が必要で、リレーで転換させようかと思ったのですが、それも少し面倒だと思いつつ調べていたらフログジューサが使えそうなのが分かったので、デジタル鉄道模型フォーラムにkyakusyaさん作成のフログジューサが記載されており、Nuckyさんのところでその基板の頒布がされていたので作成してみました。

F_Ducer01.jpg
部品はこんな感じで0.68Ωの抵抗以外は秋月で購入できます。抵抗も秋月のすぐ隣りの千石さんで購入できます。
F_Ducer02.jpg
組立も頒布基板を利用させてもらったおかげで簡単に作成できました。
PICマイコンの書き込みもDIPマイコンタイプのワンコインデコーダを作った人なら難なく書き込みできます。

いきなりシングルスリップでチャレンジするのも少しハードル高いので、一旦普通のポイントに繋げて試してみます。今回はKATOのNゲージユニトラックの4番ポイントです。
しかも非選択(スプリングポイント)として使用する場合になります。
KATOのNゲージ4番ポイントは下の写真のようにネジで選択式か非選択式が選べます。
katoNo4_00.jpg
非選択式にする場合、通常フログの部分もフログOFFにします。
そうするとフログ部分が無電化されますので、ショートすることが無くなりますが、この部分が無電化されることで車輌によっては集電不良になる可能性があります。

このためフログOFFのままでフログ部分にフログジューサを接続すれば無電化は防げます。
4番ポイントの裏を開けると写真のようになります。
katoNo4.jpg
構成としてはこんな感じで接続します。
katoNo4_02.jpg
また、ネジ穴の反対側はポイントの向きによって、レールからの給電を切り替えており、この部分を応用すると開通方向が判るLEDを取り付けることができます。

フログ部分にリード線を接続します。
katoNo4_01.jpg


そしてフログジューサに接続すれば、フログ部分を集電している車輪が乗った時点で極性が自動で切り替わります。
F_Ducer03.jpg



動作は確認できたので、次回はシングルスリップをボードに実装するところからになります

ポイントへの加工などはあくまでも自己責任でおねがいします。
なお、フログジューサ関連はデジタル鉄道模型フォーラムhttps://desktopstation.net/bb/showthread.php?tid=47
に記載があります。
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KATOの固定式ポイントのショート対策 [DCC]

製品として古いものなので、あまり目にしないかもしれませんが、その昔(というほど昔で無い気もするけど)KATOの固定式ポイントがありました。当電鉄も旧レイアウトボードで使用していましたが
撤去した際のポイントをDCCのヤードに再利用しています。

製品はこれ
katopoint01.jpg
これはこれで大変気に入っているので市場に出回らなくなって残念ですが、DCCで運転するとアナログでは気付かない問題が発生します。
それは、瞬間的に発生するショートなのです。

BiDiのアドレス表示の実験でショートを起こす車輌があり、DCS51Kだと電源供給を止めることがないのでそんなに気になりませんが、DSair2などショート検知で電源供給が止まってしまうコントローラーでは瞬間的ショートでも致命的です。

下の写真のように非選択式なのでフログ部分以外のレール部分は通電しています。
katopoint02.jpg
写真の赤丸部分で反対側のレールに車輪が僅かに触れることでショートを起こしてしまいます。
普通に走る時は車輪のフランジは接触しないのですが、連結してカプラーの影響で相手の車輌に台車が動かされ想定以上の範囲で台車が振れることで発生するようです。
katopoint03.jpg
対策は、フログ付近のレールをルータなどで削ってプラ材で埋めるという方法で、絶縁区間を少し増やして車輪が反対側に触れないようにすることです。
過去にも一部対策しましたが、対策不十分で今回追加で対策しました。
ショートして止まることがなくなりました。


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BI-Di(Railcom)Detector とMultiplexユニットをボードに実装してみる(その2) [DCC]

その2ということでBI-Di(Railcom)Detector とMultiplexユニットをボードに実装して今度は表示部分になります。

Loconetを経由させて表示させるので、今回はSmiler様にご協力いただき、Repeater(評価版)を使ってKATOのDCS51Kで動かしてみます。
下の写真がRepeaterです。
repeater01.jpg

このリピータを経由する事でRailcom非対応のコマンドステーションでもRailcomの機能(アドレス表示)が使用できます。


RepeaterTEST01.jpg
上記の写真は、前回紹介したDetectorで受信したRailcomの信号をMultiplex経由でLoconetにコマンドを流し、ここにある2枚の基板でLocoNetコマンドを受信してアドレスを表示しています。
CTCパネルとか今は画面ディスプレーが多いですが、ポイントスイッチなど操作板に併設するものありなのかなと思っています。
だた、Detectorをたくさんつけると線路への電源投入時の突入電流の対策とか必要になるので今しばらくテストが必要かなと思っています。



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